育休パパの楽に生きようぜ

育休パパの新潟魅力発見紀行

1年間育休を取得した新米パパが発信する、育児に奮闘する生き様と新潟の魅力

【体験談】パパですが職場に無理を言って1年間の育児休暇を取得しました

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こんにちはー

育休パパです。

 

今年の4月から育児休暇をとっています。

期間にして、なんと1年

うちの子どもは去年の3月に産まれているので、1歳到達後~2歳になるまで私が育休取得という形です。

 

自分で言うのもアレですが、男性で1年間の育休を取得した人はなかなかレアではないでしょうか。

 

育児休業とは、労働者が原則として1歳に満たない子を養育するために取得する休業のことを言います。育児休業と聞くと女性のための制度のように捉えられがちですが、決して女性だけの権利ではなく、男女関係なく誰でも取得することが可能です。

 

ですが、職場風土、そして「子育ては女がするもの」という昭和時代日本の悪しき風習せいで男性の取得率が少ないのが現状です。

 

ですが私はそんな古い風習はおかしいと思っています。

男女平等が叫ばれて女性がバリバリ働くのが珍しくなくなっているのだから、子育てだって2人でやるべきじゃないですか?

 

その辺がよくわかっていない職場の上司たちに育休取得を伝え、無事取得できました。

経過などを話していきたいと思います。

 育休取得の現状

男性の育休取得は増えてきているとは言うものの、実際どれくらいでしょう?

 

平成29年度雇用均等基本調査(厚生労働省)によると、

・女性 83.2%

・男性 5.14%

※27年10月1日から28年9月30日までの1年間に在職中に出産した女性、あるいは配偶者が出産した男性のうち、29年10月1日までに育児休業を開始した者

 

となっています。異常に低いですね、男性。

でも平成28年度の同じ調査では、男性は3.16%だったので伸びてはいます。

それでも依然として低すぎますよね。

 

なんで取得しようと思ったか

 私が取ろうと思った理由を正直に言うと

  1. 子どもが爆発的に成長する1~2歳の時期を日々見たかったから
  2. 嫁さんが育休中は、私に全然なついてくれなかったから
  3. 仕事を休めるうえに、2歳になるまで手当金がもらえるから

 以上3つです。

 

ばぶー

やっぱり可愛いんですよ。我が子が。

自分の分身だし、無邪気だし。

 

でも大半の男性は仕事をしていて帰りが遅いのではないでしょうか。

自分もそうでした。

必然的に育児負担は嫁さんに行くことになり、パパと子どもが一緒に過ごす時間は少なくなりがちです。そうするとなついてくれないんですよね。それが悲しくて。

 

私が抱っこしても全然泣き止まないのに、嫁さんが抱っこした瞬間泣き止む。

精神的にきますよね(笑)

だから、自分にもなついてほしいと思ってました。

 

3番目は批判もあるかもしれませんが、仕事休めてお金もらえて子どもと一緒にいれるって最高じゃないですか(笑)

 

日本人はみんながんばり屋さんすぎます。

うちの職場でも有給を全然使ってない人、夏休みを取得しない人(5日間好きなところで休めるのに)などなど多数いました。

 

休むのは権利なんだから、堂々と休むべきです。

休んだことで悪く言う人がもし身近にいるなら、確実にその人が間違ってます。

 

自分が休んだことで会社が回らなくなるから休めない、だから育休が取れない。という人がたまにいますが、それは会社が間違っています。

育児・介護休業法第22条によると、会社は誰かが育休で休んでも大丈夫なように代替職員を配置する義務があるからです。

(もちろん、社長、部長など要職の人はいなくなると会社が回らなくなりますので、除きますよ。念のため)

 

男は誰も育休を取らないから雰囲気的に取りづらい、ならば自分が取得すれば周りの人だって少なからず取りやすくなるのでは、私はそう考えました。

 

男もみんな育休取得が当たり前となれば、取りにくい雰囲気なんてなくなりますよね。

自分がその金字塔となれればという思いもありました。

育休中のお金のこと

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「育休に入るとお金が心配…」、「申請ってどうしたらいいの?」等々、色々と心配している方もいるかと思います。

 

手当金の給付要件、額、申請方法などについては仕事の形態、職種で異なる点があります。まとめているサイトが他にたっっっくさんありますのでご参照ください。

 

参考に、わかりやすかったサイトをひとつリンク貼っておきますね。

ricon-pro.com

金額は手取りベースでおおむね、最初の半年はほぼ100%、半年以降~2歳到達時までは約70%程度になると思ってください。 

(手当金は非課税所得なので所得税、年金等の積立金がかからなくなるため)

 

もしかしたら知らない人がいるかもしれないので補足すると、実は最近法律が改正されて、子どもが2歳到達時まで手当金がもらえることになりました。

 

2歳になる頃ってめっちゃっくっちゃ可愛い時期じゃないですか。

育休取るしかない(使命感)

1歳到達後も育休を取りたい

育休の取得期間は、原則として子どもが1歳に到達するまでです。

でも、1歳到達後も取得できる要件があります。それは

保育所に入所希望を出したが入所できなかったこと」という点です。 

子どもが1歳到達後も育休を取るためには、「保育園に入所できなかった」という証明書が必要なんです。 

※他にも1歳到達後に育休を取れる要件がありますが上記サイトをご参照ください。 

 

えっ、保育園入れたら育休取れないじゃん。。。

そう思ってた時期が私にもありました(笑)

 

なにを隠そう、私の住んでる地域は待機児童0人なので希望すれば保育園の入園は簡単にできるからです。

 

でも、保育園に入れない→育休がとれる→手当金がもらえる

という順序なので、保育園に入れたら「育休を取る」ということ自体が不可能となってしまいます。

 

困った私は市役所へ行きました。。。。

 

ここから先はネットで調べてもあまり載ってないので触れるのはタブーなのかな?

もしなにか問題点があれば教えてくださいね。

 

市役所の方に相談したところ、「育休を取るために保育園に入れなかったという証明書が欲しい」という相談をしてくる人はかなり多くいるらしいです。

 

 どうするかというと、「募集を出していない保育園に入所希望を出す」そうです。(小声)

 

 当然入所できませんよね。

それであら不思議。「入所不許可証明書」なるものが入所希望を出してから3日で届きました。はやっ(笑)

 

職場での下準備

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私は1年間の育休取得を見据え、職場でいろいろ事前準備をしてました。

  • 職場の人と積極的にコミュニケーションをとって仲良くなること
  • 誰よりもバリバリ仕事をこなすこと
  • 「育休取得」を色んな人に話すこと

 以上3点です。

「権利なんだから堂々と取れってお前さっき言ったじゃん」というツッコミが飛んできそうですが、やっぱり現状男で1年間は取得しづらいですよ。 

うちの職場には前例がありませんでしたから。

 

1点目、とにかく明るく笑顔で話すことを心がけました。

あとは職場にある部活動、イベント、飲み会等々には積極的に参加し、関係構築に努めました。

 やっぱ仕事以外でのつながりは重要で強いです。

話すネタはあるので、話のとっかかりさえあれば話を広げていくことも可能です。

 

上司だって人なので、仲よくない人のお願いより仲いい人の話を親身になって聞いてくれます。自分が社会人になって痛感しました。

 

仕事ができることは重要です。

でも、人とコミュニケーションを取ることはそれと同じくらい大事だと思います。 

育休を取る取らない関わらず、「上司だから仕事外の付き合いはちょっと、、、」なんて言わず、コミュニケーションを取るように努めてみましょう。

※子どもの話を出すとなおGood!!

 

2点目、一生懸命仕事しましょうということです。

うちの部署は割と忙しい部署だったのですが、定時で帰るべくテキパキと仕事しました。

 

「どうせ間に合わないし残業してやろう」とハナッから思ってると効率が落ちます。

やる気も出ません。

「なにがなんでも定時で帰るんだ!!」という気迫を持って一生懸命仕事してると効率も上がるし態度にも表れます。上司もそれを感じ取ってくれるはずです。

 

上司も人ですので(2回目)、あまりに理不尽な上司でなければ「バリバリ働いてくれているし、育休応援してあげようかな」って思ってくれるはず。

 

3点目は、もう外堀から埋めていく作戦です。

職場内で噂にさせることで、職場が育休取得を断りづらい雰囲気を作りました。

うまくいったのは自分でも驚きです(笑)

 

うちの場合は上司にも恵まれていたという点もあるかもしれませんが、育休取得を考えているパパさんたちは上記を実践することで、少しは取得を言い出しやすい雰囲気を作れるはずです。

 

本当はこんなことしなくても言い出しやすい雰囲気ならいいんですけどねー

まだ社会がそこまで追いついてません。多少なりとも自分の力でなんとかしないといけない部分があるのは確かです。

 

育休取得を職場に伝えよう

下準備を整えて、いざ上司へ正式に伝えました。

 「来年の4月から1年間育児休暇を取得します」と。

伝えたのは確か、2018年の2月頃だったと思います。育休取得の1年2カ月前ですね。めっちゃ気はやい(笑)

 

代替職員の配置、仕事の割り振りなどなど、考えなければならないことが多数あるでしょうし、早めに伝えるに越したことはないかなと思いました。

 

育休の下準備を重ねてはいたのですが、やっぱり最初はいい顔されませんでした。

「本気なの?」、「やめる気はないの?」

 

いきなり「はいOK」とすんなりいくわけないと思っていたので、毅然とした態度で「絶対取ります」と宣言しました。強気でいきましょう。権利なんだから

 

たとえ嫌な顔されても気にしちゃだめです。

いいじゃないですか、嫌な顔されても。どう思われても。

 

もし、反対されたから育休取得をするかどうか悩んでいる、という方がいたら声を大にして言いたい。

一番大事なのは自分の気持ちです。

 

育休を取りたいと思ったから取る、それだけでいいんです。

他の人に迷惑がかかるとか、嫌われるとか、そんなこと考えたらなにもできません。

自分の気持ちに素直に生きましょうよ。

 

そもそも、「子育て」って経験する人多いですよね。子どもがいる人は大半が経験してるはず。そんな子育てのために休むのに、それを理由として嫌うなんて人ほっとけばいいです。

 

そうやって得た育休は、とーーーーっても楽しいですよ!

天気が良ければ子どもと出かけて。雨になれば家でまったり。

「平日の日中時間あったらこんなことしたいなぁ」と思っていたほぼすべてが叶います。得るものは大きいですよ。

 

みなさんもっと育休とりましょう\^^/

今日はこの辺で。